道路は、日常生活や経済活動に欠くことのできない社会基盤施設であるとともに、上・下水道、電気、ガス、通信など市民生活を支える重要なライフラインが埋設物として収容されています。
これらの埋設物は、占用物件として各施設管理者が道路管理者の許可を得て、各々の施設の管理を行ってきましたが、こうした占用物件の多様化・高密度化する情報を正確に記録・管理し、最新の情報を提供するため、一般財団法人道路管理センターは,GIS(地理情報システム)を活用して、道路占用物件の管理等を支援する「道路管理システム(ROADIS)」を開発・運用しています。
川崎支部は昭和64年1月に発足し、現在は川崎市全域(7区)を対象に、道路占用許可申請業務、道路工事調整業務、道路占用物件管理業務を主な業務として、公益事業者とともに安定的な運用を行っております。
このシステムで管理している道路と占用物件に関する各種データは、専用通信回線を通じて道路管理者や公益企業者に提供しておりますが、正確かつ迅速な提供が出来るよう、データの精度及び鮮度を高め、更なる利便性の向上を図っているところです。
道路の適正な管理は必要不可欠であり、道路管理システムはこれを支える重要なツールであります。今後とも、各公益事業者の要望に沿った、効率的かつ効果的な道路管理システムの円滑な運用に努めてまいりますので、皆様のご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
川崎支部長 原 隆
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